野良猫。行き場のない猫。保護された猫はどうなるの?
ペットはかわいいものですが、飼い主の身勝手な考えで捨てられる動物がいるということ。
そしてその先にある殺処分という現実‥。私自身、猫が好きということもあって知っておかなければいけないと思い記事にしました。
私は小さいころから動物とともに育ってきました。初めて飼ったのは犬でした。小さい頃家族につれられ海に遊びに行ったときに子犬をもらってほしいという方と知り合いになり、そのご縁があり私は始めて動物を飼うという経験をすることになりました。
初めのうちは動物を飼うという初めての経験から、うれしさばかりが先走っていましたが実際、家族として迎え入れるということは命に責任を持たなければいけないということ。かわいいだけでは飼い続けることは難しいということに直面しました。
しつけや散歩、餌やりなど初めての経験で大変でしたが、今になって思えば子供のうちに動物を飼って育てることはメリットが多いのではないかと感じました。
例えば毎日のルーティーンでもある散歩にしてみても決まった時間にすることにより、時間の感覚を身につけれるようになりました。散歩があるから早めに帰ろうなど子供ながらにして先のことを考えて行動する。それがきっかけかはわかりませんが大人になった今でも物事の先を考えて行動をする癖が身についています。
少し前置きは長くなりましたが、社会問題でもある増え続けている猫の保護、殺処分についての現状と私が感じたことを交え記事にしてみました。
行き場のない猫はどうなる?
保健所には捨てられて行き場のない猫が保護されています。
平成30年度では行政での引き取数が約56,404匹に対して約30,757匹の猫が殺処分されています。
参考元:統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
昔から野良猫などはよく目にしていました。
実際に餌をあげているおじさんなどが近くにいたので珍しくはありませんでしたが
この数を見たときは驚きました。まさかこんなに多いとは。
保護された猫はどうなる?
一般的に保護された猫は一週間以内に飼い主が見つからない場合は殺処分されてしまいます。
殺処分用の収容施設で5~20分かけて炭酸ガスで窒息死させます。
一昔前までは毒薬を用いた殺処分が行われていましたがコストや職員の安全性を考慮して炭酸ガスによる窒息死が使われるようになったんだそうです。
人間の手によって命が奪われてしまう現実はつらいものですが、これには殺処分を行わなければいけない背景が存在します。
猫の殺処分はなぜ行われるのか?
・猫を捨てる飼い主がいる
・不妊手術をしていない野良猫の蔓延
この二つが大きな原因といえます。
ペットを捨てる問題は猫に限ったことではなく、さまざまな動物の間で起こっていることであり社会問題にもなっています。
輸入した動物を何らかの理由で捨ててしまいその結果、今までの生態系に悪影響を与えてしまうなどニュースでも以前話題になったのを覚えています。
飼い主が猫を捨てる理由は?
・面倒を見る人がいなくなった
・猫が病気になったため
・引っ越し先がペット禁止
・たくさん子猫が生まれてしまったため
・小さい子供がケガをするから など
どれも飼い主の無責任な理由が原因です。
所有者不明として引き取られる猫の多くは、野良猫が生んだ子猫です。
猫の殺処分を減らすためにできることは?
・飼育放棄をしない
・不妊手術をする
・保護施設から引き取る
・里親情報の拡散
・野良猫にエサを与えない
最後に
どんなに好きでも猫を迎え入れ何らかの理由で飼育を放棄してしまう人がいるという現実。
飼う側に一番求められるのは一度迎え入れたら最後まで面倒を見るという覚悟なのではと感じたところです。