車のO/D(オーバードライブ)ってなに?
皆さんはAT車のシフトレバーについているスイッチの役割をご存知ですか?普段車に乗っていても使う機会の少ない機能は忘れてしまいがちですよね。
私もその一人で気になってはいたもののいつ使っていいのかわからなかったので記事にしてみました。
そんなの知ってて当たり前だという方もいると思いますが、気になってたという方は参考までにどうぞ。
オーバードライブとは?
簡単に言うと最高速のギアのことです。
4速AT車の場合は1~3が通常のギア、4速がオーバードライブとなります。
AT車の場合はアクセルを踏むと段階的にギアが切り替わるようになっています。
どんな時に使うのか?
基本的にはオーバードライブはONの状態でいいです。
ではOFFにするタイミング的には、長い下り坂、高速走行時にエンジンブレーキでのみで減速したいとき、雪道での走行のときがいいです。
下り坂でフットブレーキを踏み続けていると、ブレーキの焼き付きやベーパーロック現象を起こしてしまいブレーキが利かなくなってしまうことがあります。
それを回避するためにはエンジンブレーキが有効です。しかし4速で走行時に急に2速へ変速するとエンジンに負担がかかってしまいます。
その時にオーバードライブをOFFにすると4速から3速に変わるのでスムーズにシフトダウンできます。
加速したいときもオーバードライブをOFFにしていればキックダウン(アクセルを深く踏み込むと低速ギアに切り替わる)させなくても急加速することができます。
使い方は?
オーバードライブのスイッチは軽トラックなどを除いたAT車のほとんどについています。スイッチを押すとメーター上にO/D OFFと表示されONのときは何も表示されません。
オーバードライブのスイッチはDの時に使えます。
通常走行時はONで走り、坂道走行時はOFFと使い分けるといいですね。
車種によってはスイッチの場所や形状が違うようです。
燃費は変わるのか?
結果から言うと燃費は悪くなります。オーバードライブOFFの状態で走ると通常時よりもエンジンの回転数が高くなるためです。
オーバードライブは燃費をよくするための機能ではないので下り坂、高速走行時など適材適所で使うといった感覚でいいと思います。